ボンズ企画 電子データ化センターの実績 1
放送大学 情報コース教授 黒須正明氏

電子データ化センターの実績、事例をご紹介します。

電子データ化センターは、ペーパーレス化で紙使用量の削減を推進致しております。
個別のご質問等は随時お受けしておりますので、お問い合わせフォームもご利用くださいませ。

ポータブルHD1つに収まった6500冊の全蔵書
持ち歩けるから、旅行先でも仕事ができるのが嬉しい

放送大学教授 情報コース教授 黒須正明氏

放送大学教授情報コース教授黒須正明氏 放送大学正門前の写真

 1978 年早稲田大学文学研究科(博士課程心理学専修)単位取得満期退学、日立製作所に入社。日本語入力方式やLISP プログラミング支援環境、インタラクションデザイン、ユーザビリティ評価等の研究に従事する。1996年に静岡大学情報学部情報科学科教授として赴任し、ユーザ工学の体系化を行う。2001 年文部科学省メディア教育開発センター(2005 年4 月より独立行政法人になり、2009 年4 月に放送大学に併合) 教授として赴任。現在は、学校法人放送大学教授。
 ユーザ工学の中でも特に長期的ユーザビリティや人工物ライフサイクル、ユーザエクスペリエンス、感性工学などに興味をもち、またその応用として人工物進化学を提唱。その関係で、文化人類学、社会学、心理学、認知科学、歴史学、民俗学、経営学、マーケティング、経済学、哲学、美学、品質管理、人間工学、医学、看護学、工業デザイン、ソフトウェアデザイン、ユニバーサルデザイン、アクセシビリティ、進化生物学、生活学、家政学、コンピュータサイエンス、機械工学、建築学、地域行政など、人間の活動とその所産である人工物に関わるあらゆる研究領域に関心をもっている。人間中心設計推進機構(HCD-Net) の名誉理事長でもある。

Q. 今回、電子化された本や研究資料はどのくらいの量でしょうか?

放送大学情報コース教授黒須正明氏の電子データ化イメージ画像

 自宅に4500 冊、研究室に2000 冊の割合で合計6500 冊分くらいですね。僕はモノを溜め込む性格で、世界のお面やら人形やら蝶の標本やら、いろいろなモノを買い込んで家に置いておく。本も好きで、高校生くらいから集めた本は読む読まないにかかわらず捨てないから本が多い家でした。
 さらに50 歳近くになって日立を辞めて大学で教えるようになると専門の書籍はもちろん自分の専門外の本でも人に教える以上は少しでも関係があると資料として必要だと思い、アマゾンのワンクリックでどんどん買うようになり、さらに本が増えていきました。

Q. 電子化を考えるようになったのはいつ頃からですか?

放送大学情報コース教授黒須正明氏の電子データ化イメージ画像

 1年くらい前からですね。もうすぐ定年になるので、本や資料の置き場について考えるようになりました。
 今の調布の家に引っ越す前はそれなりに分類分けして置いてあったのですが、2 年前に都内から引越したときに引越し業者が勝手にバラバラに積んで帰ってしまいました。それからは大量の本が整理も出来ないままに置いてあり、原稿を書くときに資料を探すのが大変で面倒になってアマゾンで同じ本を購入したことが幾度もありました。
 最初は家から30 分くらいのところに家を借りて書庫にしようかと思いましたが、ちょっと1冊だけを見たいために30 分もかけて行くのも面倒だし、その家の家賃が仮に8万円だとすると、今後10 年使った場合には8 万円×12 か月×10 年で合計960 万円にもなる。
 これはちょっとかかりすぎと思っていたところ、電子化をしてくれるサービスがあることを知ったのですね。

Q. お仕事柄、それまでに電子化するという発想はなかったのでしょうか?

放送大学情報コース教授黒須正明氏の電子データ化イメージ画像

 以前から文献はPDFでダウンロードしていましたし、資料等を自分でPDF化は結構してましたから、本を電子化すると便利だとは思っていました。本ではないですが、箱付のソフトウェアもたくさんあったのでHDにコピーした後で自家用車で4 往復して全部売却したり、6000枚くらいあったCDも徐々にiTunes を利用して変換しHDに入れるなどして、基本的にモノからデータに換える努力はしてきました。
 しかし、本のPDF化については、裁断の大変さとPDF化の手間を考えると、自分では無理だと思ってましたし、その種のサービスをしてくれる会社があるとは思っていなかったので増えるにまかせてました。

Q. 電子化するときに気になった点はありますか?本好きゆえに本を破棄することが心情的に難くはなかったですか?

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 参考文献として使うときにページの端を折ったり、付箋をつけたりしているので、それがそのままスキャンされると読めなくなり困るのでは、と思いましたね。それから写真や手紙、メモなどのプライベートなものが挟まれていないか、それも気になりました。
 しかし、僕は本は情報だと思っているので本をPDF化し、その後本を破棄することについてはまったく抵抗なかったですね。

Q. 予算についてはどのくらいとお考えでしたか?

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 当初は検討もつきませんでしたが、自宅と研究室からの本を回収する3 トントラックの運搬代、PDFのタイトル代、OCR 処理も込みで、書庫の家賃が浮きました。
 自宅の書庫は2 階にもあったので、大量の本を1階に下ろすのは大変だったと思いますが、丁寧にやってもらえました。PDFのタイトルはオプション代がかかると聞いたので、最初は自分でやろうと思っていたのですが、PDFを6500 冊分も一つ一つ開いてタイトルを付けるとなると何カ月もかかると思い、考えなおし思いきって依頼しました。この結果、本のタイトル付のPDFで納品されたので、すぐに便利に利用可能となりましたね。

Q. それでは今回の電子化には満足いただけましたか?

放送大学情報コース教授黒須正明氏の電子データ化イメージ画像

 大いに満足してますね。OCR化しているので、内容を検索しやすい。単なるPDFとは便利さが違います。すべての本が4TB のポータブルHDに納まっているから、旅行先でもどこでも自分の蔵書を持ち歩くことができるようになりました。本を書く仕事をしている人間にとって、この安心感と利便性は大きいです。2TB のうち1TB しか使っていないので、まだまだ入るのも嬉しいですね。
 僕は研究室でも自宅でも4 面モニターを使用していて、これまで本は脇机に置いて読んでいました。それだと首が疲れるし、席を立つにも脇机を畳む必要がありました。それがモニターの一つに表示できるようになって、変なストレスもなくなり仕事の効率は上がりました。なぜか紙の状態よりも読むのが速くなりましたね。
 それから担当してくれたボンズ企画「電子データ化センター」の笠松さんからマメに連絡がくるので、最後まで安心してお付き合いできました。自分ではこんな短時間にこれだけの本を処理できないので、さすがプロだと思いました。

Q. ご家族の反応はどうでしたか?

放送大学情報コース教授黒須正明氏の電子データ化イメージ画像

 本に埋もれていた2階のスペースがあき、家の中がすっきりしたので、家族も「これが普通の生活」だと大満足してます。うちのネコもゆったり床に寝るようになり、満足そうにしてますよ。

「電子データ化センター」担当者から

 黒須先生の資料は職業柄、付箋やらホッチキスで止めた資料が結構ありましたので、それらを手で外してスキャンしました。
 また、本の間に挟まっていた旅のポストカードや思い出が詰まっていそうな子ども時代の本についてはスキャン後お返しさせていただきました。

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