
部品メーカー様
技術関連の企業様におかれる「貴重な資料」とは、今では手に入らない(一般に流通していない)専門書や、原本が一部しかない社内保管の書類(社内誌など)がほとんど。
電子化のご依頼、というと「丁寧に取り扱わないとバラバラになってしまいそうな和綴じの古書が対象」といったイメージをお持ちの方も多いかと思われます。しかし、本の形状や時代にかかわらず、その業界にとって希少価値の高い文書を大切に保管し続けるためのツールとしても大きく貢献しているのです。
こちらの部品メーカー様は、たった一冊しかない資料を所有されていました。そのため、持ち出し禁止などの制限を設けて破損や紛失のリスクをなんとか回避していたのですが、やはり業務効率が落ちることが問題となり、電子化を決断。結果的に複数の部署や支店などの遠隔地でも同時に閲覧が可能となりました。
なお、今回は原本をご返却するプランでしたので、非破壊スキャン(原本を裁断することなく行うスキャン)での電子化を行いました。特殊な技術を用いることで、大切な資料を物理的にも損傷させることなく内容を取り出し、有効活用できました。