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知的財産権

発明やデザイン、著作物、営業秘密など知的な創作活動によって生み出されたもの全般を「知的財産」と呼びます。また、知的財産を他人に無断で利用させない権利のことを「知的財産権」と言い、大きく分けて「著作権」、「産業財産権」、「その他」の三つに分類されます。大半は権利を得るために申請や登録が必要ですが、著作権のように申請不要(自動的に付与)のものもあります。
知的財産権はさまざまなものが対象となります。

代表的な知的財産権は下記です。

  • 特許権(産業財産権/特許法)
    発明や新しい技術的アイデアを保護するための権利が特許権です。特許権を得るには、まず出願します。その後審査請求をし、審査で用件を満たしていれば特許料を納付後、特許権が取得できます。特許権を取得することで特許発明の実施(※)を独占でき、自身の特許発明を第三者が無断で実施することを阻止できます。保護期間は出願から20年。医薬品などは最長25年まで延長できるものもあります。
    ※特許発明の実施:物の発明であれば、その物を生産、販売、使用する等の行為が実施にあたります。方法の発明であれば、その方法を使うことが実施にあたります。
  • 実用新案権(産業財産権/実用新案法)
    物品の形状、構造または組み合わせに関する考案を保護するための権利です。特許権と似ていますが、実用新案権は保護対象が形状や構造、組み合わせに限定されています。また、無審査で権利が発生するため、いざ権利を主張する際には特許庁の「実用新案技術評価書」が必要で、その評価によっては権利行使を断念せざる得ない場合もあります。保護期間は出願から10年です。
  • 意匠権(産業財産権/意匠法)
    画像や建築物、物のデザインを保護するための権利です。保護対象は全体のデザインだけではなく、特徴のある部分的なデザインだけということも可能。模倣品はもちろん、類似品までも阻止することができます。著作権により保護されるデザインもありますが、こちらは美術品を保護するもので、工業上利用できるデザインは意匠権によって保護されます。保護期間は出願から最長で25年です。
  • 商標権(産業財産権/商標法)
    自社で取り扱う商品やサービスであることを、他社のものと区別するための目印を保護するための権利です。多くはロゴといった文字や図形、記号などが商標として保護されます。商標権の保護期間は登録から10年で、10年ごとに更新することができます。
  • 著作権(著作権法)
    小説や音楽、絵画、漫画、写真など「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの(著作権法第二条の一)」を著作物とし、著作物を保護するための権利を著作権と言います。保護期間は原則として、創作時から著作者の死後70年、法人著作は公表後70年です。
  • 回路配置利用権(その他/半導体集積回路の回路配置に関する法律)
    独自に開発した半導体の回路配置を保護するのが回路配置利用権です。保護期間は登録から10年です。
  • 育成者権(その他/種苗法)
    植物の新品種を保護するのが育成者権です。農産物、林産物及び水産物の生産のために栽培される植物が対象です。保護期間は登録から25年、樹木は30年になります。
  • 営業秘密(その他/不正競争防止法)
    不正競争防止法上で言う営業秘密とは、その情報が営業や開発に役立つ物であるという「有用性」、従業員に社外秘として扱わせている「秘密管理性」、一般公開しておらず第三者が入手できないようになっている「非公知性」、この三つの要件全てを満たしているものを指します。つまり、顧客リストや営業ノウハウなども営業秘密であり、保護されるべき知的財産です。

意外な知的財産権もあります。
例えば音。テレビCMなどで流れてくる企業名や商品名のサウンドロゴや、店頭で電子マネーを使用する時の終了音にも商標権があります。また、見たい番組を録画予約する電子番組表はアイデアのみで特許を取得しています。
近年では知的財産権の対象が拡大される傾向にあるそうで、上記以外のものでも対象となる可能性があります。

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