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著作者が意思表示!著作物の利用を許可してくれるマークとは?

世に出ている著作物には著作権がありますが、そのなかには著作者自ら自由に使ってもよいと許可しているものもあり、その意思を表すマークがあります。そのマークがあれば、利用方法の範囲内で自由に著作物を使うことが可能になります。著作物の使用を許可してくれるマークには「自由利用マーク」、「CCライセンス」、「EYEマーク」の3種類があります。

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自由利用マーク

自由利用マークは著作者が自分の著作物の利用を許可するマークです。文化庁が制定したもので、目的によって利用方法が決まっています。以下の3種類です。

  • 「プリントアウト・コピー・無料配布」OKマーク
    著作物をプリントアウトやコピー、無料配布することのみ許されます。変更、改変、加工、切除、部分利用、要約、翻訳、変形、脚色、翻案することは認められません。
  • 「障害者のための非営利目的利用」OKマーク
    障害者が使うことを目的とした非営利の利用に限り、コピーや送信、配布などが認められます。変更、改変、加工、切除、部分利用、要約、翻訳、変形、脚色、翻案などもOKです。
  • 「学校教育のための非営利目的利用」OKマーク
    学校での活動で使うことを目的とした非営利の利用に限り、コピーや送信、配布などが認められます。変更、改変、加工、切除、部分利用、要約、翻訳、変形、脚色、翻案などもOKです。

著作物に自由利用マークを付けることができるのは著作者のみです。マークの取り消しは困難なので、事前によく検討する必要があります。マークの有効期限を設けることもできるので、試しにつけてみることもできるでしょう。利用する側も期限内かどうかを注意してください。

自由利用マークは2003年に文化庁が制定しましたが、普及率はあまり高くないようです。さらに独自ライセンス策定も検討していましたが、民間ライセンスである「CCライセンス」の認知度や世界的に利用されている状況から構築を断念、2013年にCCライセンスを支援すると表明しました。

CCライセンス(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons License)を略してCCライセンスと言います。
発行元であるクリエイティブ・コモンズは2001年アメリカで設立された非営利団体です。つまりCCライセンスは民間団体が発行するライセンスだということです。そのため法的な強制力はありませんが、各国の著作権法に基づいて作成されているので、「CCライセンスの規定を破る」イコール「著作権法違反になる」という可能性はあります。

著作権法は所有するか、放棄するかの二択ですが、CCライセンスは一部の権利を主張(条件付け)しつつ放棄することで、中間領域を定義できるようになっています。権利の主張として提示する利用条件は「表示」、「非営利」、「改変禁止」、「継承」の4つです。これらを組み合わせた計6種類のライセンスから著作者が適切だと思うものを選びます。CCライセンスは世界各国でライセンスの要約が公開されており、グローバルに利用できるようになっています。

また、CCライセンスの特徴はインターネット時代に適した著作権ルールという点です。インターネット上の作品は著作権を侵害されやすい反面、拡散されやすい状況にあります。CCライセンスによって著作者が許可する範囲で利用可能とすることは、著作権を手放さずに著作物を広く認知してもらうことにつながるため、利用者だけでなく著作権者にもメリットが生まれるのです。

EYEマーク

EYEマークは、視覚障害などの理由で活字のまま著作物を読むことが困難な状態にある人へ、録音図書や拡大写本に変換して提供することを目的とした複製利用を、あらかじめ著作者が許諾するマークです。1992年に開催された全国図書館大会を契機に「EYEマーク・音声訳推進協議会」が結成され、EYEマークが作成されました。
しかし2010年、著作権法の改正により録音図書作成が可能な施設を公共図書館等にも拡大されたこと、視聴覚障害以外の障害者も広く対象とされるようになったことなどを受け、EYEマークの必要性がなくなったと認識。「EYEマーク・音声訳推進協議会」は解散しました。マーク自体は今も存在し、趣旨に沿って自由に使うことができますが、先に紹介した自由利用マークの「障害者のための非営利目的利用」OKマークに切り替えるケースも見られるようです。

参考

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